一旦2つのバンドのサポートを終了して、やってきたアメリカ。
初めてのアメリカは広く、大きく、聖地巡礼するファンのように感動した。
イングルウッドというところの安宿の相部屋に一ヶ月間泊まり、相部屋の人と拙い英語で話したり、いつ来るかわからないバスを待ったり、ハリウッドに繰り出したりした。
路上でドラムを叩いたりして「俺はアメリカでドラム叩いてるんだ...」とアウェーを感じつつも、1つ野望を達成したかのような気持ちでいた。
朝になるとジュークボックスの電源が入り、馴染みのある洋楽が流れ出す。
プールサイドで朝ごはんを食べ、連絡がきてるかチェックする。
バンドが解散してからも忙しない日々を送っていたのでこんなにゆったりと過ごせるのは久々、と言うか初めての感覚だったかもしれない。
密かに思っていたソロアルバムの構想が頭をよぎる。
日本に帰ったらソロアルバムを作ろう、自分のしたいことをようやく形にしたいと思えた。
アメリカに行かなければこう強く思う機会はなかったかもしれない、そこからは思いつくフレーズをiPadに打ち込んでいった。
こうして今発売しているアルバムの曲の一部が完成していった。
ただ、ここから発売までは2年後の話となる...
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